語学

私がスペイン語ができるようになるまでの長すぎる道のり。

スペイン語の知識ゼロ、英語も大して話せない状態で突然南米のスペイン語圏に住んでみてから私がどんな過程を経て、話せるようになったのか、忘れないうちに記録しておきます。

というのも、私が海外に住んでいる時に、スペイン語を流暢に話す日本人は周りに何人もいたのですが、どうやってできる様になったのかと聞いた時に、詳しく答えてくれた人がいなかったからです。笑。

学校へ行った、勉強した、ホームステイした・・・とか、触りしか聞いた事がないんです。

いざ書いてみようとしたら、結構に説明が難しいという事を感じたのですが、よく言われている

「語学は慣れ」「必用に迫られたらできる様になる」「恥ずかしがってないで発言したもん勝ち」

・・・というザックリしすぎた概念がどこでどうやって生じているのか探りながら説明してみます。

カヨン三世
カヨン三世
みんなそういう事しか言わないから、語学の上達のメカニズムがよく分からないですよね!

まずは今の私のレベルを解説します

話せるといっても私のレベルは・・・全くスペイン語がわからない人から見たらペラペラなのかもしれないけれど、そんな私から見たら、もっとペラペラな人は普通にたくさんいます。

カヨン三世
カヨン三世
そもそもペラペラって何だよ!?って思いますけど。苦笑

ペラペラっていう謎の定義があるから、語学の記事は非常に書きにくい!笑)

さて、語学(主に会話)の習得状態をレベル分けするのは難しいのですが、分かりやすく言うならば「私を外国人だと思って接してくれるネイティブと2〜3時間の世間話を電話で楽しめるレベル」かな。

(もっとできるかもしれないけどやったことないw)

私は日本語でも早口ではないので、機関銃トークの様にガンガンと発言しないので、ゆっくり話す方だと思います。

(重要ではないけれど、ゆっくり口調はペラペラ度を下げる要因w)

また、現地の大学で、ネイティブと一緒に哲学の授業を受けていた時、板書はあまり読めないけれど、先生の言っていることは大体わかり、論述形式の筆記試験は何とか通過できいた・・・という感じです。

(書いたのは子供レベルでもしっかり通じる文章は書けたみたいw)

▼これはハードル高いやろ!苦笑

ここにたどり着くまでにやったこと

本当に何もわからない頃は、日本から持ってきた薄っぺらい文法書を時々読んでいた程度でした。

積極的に外出をしたりもしていましたが、あまりに上達しない(あまりに喋る機会がない)ので、語学学校に入学してみるも、授業は全てがスペイン語だし、初心者クラスに居るクラスメイトもみんな初心者。

会話という会話も成り立たず、せっかくの語学学校なのに、友達ができる楽しみのようなものは最初はなく、面白く無くなって語学学校は初心者コースが終わったのと同時に辞め、それからしばらく、家で文法書やネットを駆使して勉強してみることにしました。

 語学学校初心者あるあるの悪いパターンを私はしでかしてます!ここで辞めてはいけないんです!ご注意ください。

故に、外国に住んでいるくせに駅前留学状態w

しばらくしたら、この、引きこもった駅前留学状態がバカバカしいと言うことに気がついて、次に取った行動・・・それは、また、“語学学校に行く”でした。

前の学校は生徒の人数も多かったし、気をぬくと(分からないからと言って立ち止まると)授業が勝手に流れて行く感じだったので、今度は、別の語学学校を選択。

少人数、ディスカッション形式の授業をしてくれるところを探してエントリー。

入学してから、よくは分からないけど前よりちょっとは分かるかなぁというレベルで授業を受けていたら、スペイン語の構造がどうなっているのか、それまでに頭で学んだ文法が、今度は身体で習得できたような感覚を得る。

流れてくるスペイン語が、単なる音ではなくて、文章であるという実感

あ、文章が流れてる!みたいな。

「語学は慣れだよ」という部分はこの辺りかと思われます。

慣れるにも、それなりの環境が必要で、単に海外に暮らすだけ、積極的に外出するだけ・・・では得られない環境だったりもしますので、意識的に語学ができる環境を固めることはすごく大事です。

単にスペイン語シャワーを浴びれる環境というのではなく、自分なりに語学の上達に役立っていると思える環境を見つけるのがポイント。

先生の言っていることも割と理解でき、私も何かを発言して見たくはなるけれど何故かまだ言えない。

(多分、この時に私はサイレントピリオドの期間だったのだと思います)

サイレントピリオドとは、大人が言ってる事が通じているのにまだ発言できない子供と同じ様な状態のことです。

先生の言っていることは、初級者に向けたゆっくりした簡単なスペイン語なので理解に優しいに決まっています。

一方で街へ出てみると、通常のスペイン語が飛び交っているので、先生の言うことほどはわからない。

けれど、文章を話しているんだなっていうのはしっかり分かることができ、徐々に「その単語がわからないんだよ!」と、何が分からないのかを明確に把握できる状態になりました。

分からないなりにも分かることが増えてきたので、私は、イエス(Si)、ノー、そして単語を単品で口に出すようになっていました。

この時点では「大人が政治の会話をしているのを聞いている子供」くらいの理解度だった記憶があります。

やがて語学学校のコースが終わって、そのままその学校のプライベートレッスンを受けることに。

プライベートレッスンでは先生と1対1。私はイエス(Si)、ノー、そして単品の単語くらいしか言えないレベルだったのだけど、それだけでも意思は伝わるわけで、コミュニケーションが取れます。

先生は、そんな私に「ちゃんとした文章で話してください」と。

日々、新しく文法や熟語をレクチャーしながら、「それを使った文章で話してよ!」という指示をとことん投げかけてくる。

先生を付けたレッスンでは、この繰り返しでかなり鍛えられ、文章を組み立てて、何とかフレーズで会話できるようになっていきました。

組み立てられる文章も、最初は3単語程度からでしたが、徐々に1単語増え、1単語増え、、と、単語や文法表現の引き出しが多くなるにつれて長くなっていき、段々と、意思と言葉のバランスが釣り合い始め、もどかしさが徐々に解消

辞書や文法書で調べたりしながら、あとは単語と熟語をもっと知っていればなんとかなりそうだ!と自信を持って思えたので、学校で学ぶ、先生から学ぶというのを一旦終わらせることにしました。

▼それでも時々、語学学校に遊びに行っていた。アジア人女性一人だからわかるよね、私w

これ以降では、友達作りに語学学校へ行ったり、会話の時間を増やすためにプライベートレッスンを受けたりはしたけれど、何と言っても、ここまでの過程が、最も『話す』ことにつながった一つの大きなステップだったと思います。

友達作りには、私には語学学校がとても良かったです。

みんな外国人だから、一緒にレベルを上げていけるので面白かったです。

私はだいたいここまでのレベルになるのに4年かかっています。周りと比較すると、私が話せるようになるまでにかかっている時間は超絶長い。

学校やレッスンに費やした時間は総計3〜4ヶ月くらいだと思いますが、連続して通っていなかったので、なんだかんだで4年が経ってしまいました。(本当に長すぎですw)

逆に言うと、3〜4ヶ月に集中的に詰め込んだら、会話のベースは完成する。

もっと効率よくやれば、もっと早い時期にベースができそうですね。

 ちょっとした母国語の手助け(辞書と簡単な文法書)を持って、学べる環境に飛び込む事が一番効率良く楽しい勉強法!

この時期からは、自然と、より日常で使うスペイン語を培うようになり、教科書にはなかなか出てこないけどよく使う簡単なフレーズなど、言いたいと思ったことは調べたり、人に聞いたりして覚えていきました。

(覚えた、暗記したというより、自然に覚え、使えるようになった)

ネイティブとの会話では、「わかりません」ではなく「〇〇ってどういう意味?」と聞いて、教えてもらっていました。

徐々にスペイン語を使ってできることも増え、ネット工事の業者に電話をしたり、家具の修理の人に色々うるさく指図したり、ご近所さんと世間話をしたり、ビザの手続きをしたり。

やっと、そんなことが一人でできるまでに。

特に手続き関係は、辞書がないと分からないことが多く、事前に調べたり、調べながら対応したりでしたが、諦めさえしなければ、ちゃんと何とかなっていましたし、諦めたら生活に支障をきたすと思っていたので、根気強く立ち向かってました。

 「必用に迫られたらできる様になるよ」というのはこの辺りだと思います。いついかなる時にどんな必用に迫られるかなんて分かりませんので、必用に迫られることを日々期待しているのはナンセンスですが、必用に迫られたら、全てが明確になるまでとことん使ってみるんです。

『何とかなる』を経験をしたら、それまでハードル高いと思ったこともチャレンジできるようになりました。

ここで何より大きかったのは『外国語を使うことに対してのブロックが外れた』ということです。

「恥ずかしがってないで発言したもん勝ち」というのは乱暴な言い方で、発言できないのにはそれぞれの理由があると思いますので、自分が恥ずかしがっているから話せないんだ、とか思い込まない方がいいです。

実際私がなかなか発言できなかったのは、恥ずかしいからではなく、言語コミュニケーションの位置付けが自分の中で堅苦しいもの(ブロック)だったからという理由なんですよ。

英語に関しても良い影響が

それまで堅苦しい受験英語でしか対応できなかった英語圏の人との英会話が、何だか軽い。

簡単な単語、簡単な言い回しの羅列、砕けすぎた自己流な表現・・・、それまでできなかった表現が口から出る。

間違っていても気にならない。笑。

あぁ、なるほど。語学って、私が考えてた様な「学問」ではないんだな、と、ここに来てやっと気が付きました。

そんなこんなで今に至ります。

振り返って思うこと

私は、神経質で、真面目な考え方に固執してしまう性質があるので、〇〇をやったらどこまでのレベルに到達するのか、とか、形式や机上での学習に拘りすぎて、思い通りに成長しない自分に苛立つタイプでした。

テストじゃないのに、試験問題を解きまくるという遠回りするタイプです。

その路線で進んでいたら、英語だったらTOEIC高得点なのに喋れない人になってる気がします。笑。

(TOEICすら受けてもないし、受けても点数取れなそうですけどw)

もちろん、何もしなければ、できる様になることなんてないです。

語学の上達を狙って意識すべきは、何をどうしたら上達するか考えることではなく「何でもいいから何かしらやってみること、無理せず継続的に続けること」ではないかと思っています。

ちなみに、スペイン語を学ぶならこの文法書がダントツでオススメです!【初〜中級者向け】

語学習得のコツは「リラックス」だと思う

そもそも、会話を楽しみたくて言葉を勉強しているのに、勉強法や考え方が楽しくない方向に進んでしまうのって、遠回りなんです。

何かできることを、自分が楽しめる範囲で考えて、リラックスして実行してみることが一番だと思います。

カヨン三世
カヨン三世
余計なストレスをかけずに、楽しむ事が一番!
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おわりに

語学に苦戦している方の励みになればと思って記録を書いてみました。

結果を求めすぎて辛くなる部分もあるかと思いますが、そうではなくて、語学との関わり方の部分でもっと自分に合った方法がある可能性もあります。

何より、私自身が、語学習得にすごく時間のかかる人ですので、道のりは紆余曲折。笑。

絵に描いたような、短時間習得法などではございませんが、私のこの長い道のりから色々考察したら、もうちょっと要領よく上達できる方法が隠れていると思ったので晒してみました。

素敵な語学ライフをお過ごしあれ!



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カヨン三世
流離うブロガー。 ルパンに恋する80年生まれ。 6年間(2008-2014)の海外放浪を経て自由なところに本当の自分がいることに気がつく。 「自分を生きる大冒険」をテーマに “心と体と魂” を癒すライフスタイルを北海道から発信しています。