体(美容・健康)

【入院体験記】境界悪性の卵巣腫瘍を手術(開腹)をしてきました!

先日、境界悪性卵巣腫瘍の手術を受けてきました。

同じ病気で不安を抱えている方に、少しでもお役に立てればと思い、記録に残します。

術後の傷口写真や、鬱展開しそうな心理描写など、グロいものは載せていません。

卵巣腫瘍の発覚から手術まで(最初は卵巣膿腫だったが境界悪性に育ってしまった)

20代前半(現在37歳)に「卵巣膿腫(漿液性嚢胞腺腫)」という形で3cm程度の膿腫が、左卵巣に発見されました。

当時住んでいた地域の自治体から、20歳を過ぎたら受けられる特典である、誕生月の無料婦人科検診を受けたときのことでした。

当初は、腫瘍マーカー、CT、MRI検査を行なった上で、良性の所見。

すぐに手術するほどの大きさでもなく、7cmを超えたら、腹腔鏡手術で膿腫だけを摘出しようと言われ、半年に1度の定期検診を続けていました。

27歳になると、膿腫は、漿液性から粘液性の所見になり、大きさも6cm。

手術するかしないかギリギリの大きさになるも、7cmまで様子を見ようと、半年おきの定期検診を継続。

37歳の春になっても特に変化なし・・・・が、秋の検診で、なんと12cmにまで成長。

腫瘍マーカーは正常値を保っていたものの、エコー、CT、MRIでの所見は「卵巣腫瘍境界悪性〜悪性の疑い」

腹腔鏡手術ではなく、開腹手術にて、左卵巣ごと摘出する運びになりました。

※妊娠や出産の見込みのない年齢だったら、転移の予防を考慮し、左右卵巣・卵管、子宮も含めた付属臓器、大網、リンパ節の全摘出(縦切り)という選択肢もあり、

自ら希望することで、その術式(標準術式)を選ぶこともできましたが、

私は、病変の明らかな左卵巣のみの摘出を「横切り」で希望しました。

境界悪性卵巣腫瘍?!手術を迎えるまでの症状と行なっていた対策

長い間、目立った症状は特になし。

それどころか、生理不順も生理痛も皆無でした。

PMSはありますが、生活に支障のない程度。

強いて言えば、体が冷えやすく、冷えると左側の腰痛を感じていたのと、気のせい(単なる皮下脂肪)なのか本当(腫瘍が原因)なのか、下腹部が張っているような感覚はありました。

もしかしたら自然治癒できるかもしれない!!という気持ちがずっとあったので、情報を集め、片っ端から食事療法を試したり、

サプリ、健康茶、アロマ、漢方、鍼灸、気功、レイキ、催眠療法、エネルギー治療、冷えとり、マッサージ、ヨガ、温熱療法・・・など、

自分のできる範囲で民間療法を色々とやってきましたが、残念ながら、それらが緩解を導くことは無かったようです。

(勉強にはなりましたが気苦労とストレスはそれ以上だったかも。笑。)

(そのストレスが病気を悪化させたのかも。。苦。)

はっきりした原因が不明とされている「卵巣嚢腫」や「卵巣腫瘍」ですが、強いて言えば、私の体質・気質・ストレスフルな人生・・・が原因の一部だったかもしれません。

【婦人科病棟(出産じゃないエリア)】入院中の記録(入院期間七日間)

入院一日目(手術前日)

《食事》
昼も夜もミキサー食。固形物の入っていないジュースは飲んで良いが、午前0時以降は水のみOK。

《処置》
やや多めの下剤を飲む。

ヘソの掃除と剃毛の後、シャワーをして、翌日に備える。

手術への緊張や不安から眠れない場合のために睡眠導入剤が用意して在ると言われたが、使わなかった。

《雑感》
朝食を食べずに病院入りしたため、昼食からミキサー食で軽くショックを受けた。朝ごはんガッツリ食べてくればよかったと。笑。

ミキサー食には抵抗はなかったが、その食器(メラミン食器)に染み付いた変な匂いに食欲が失せる。

カヨン三世
カヨン三世
食器が陶器の病院がよかったな。

周囲の人たちは重症なガン患者さんも居て、痛そうな声やどんよりとした空気感に気分が落ち込む。

夜は、痛みのある患者さんのうめき声が怖くてなかなか寝付けなかったし、夜中に何度も起きてしまい、熟睡できなかったけど、睡眠導入剤なぞ飲まなくても、手術中に寝れるからいいや、と思って朝を待った。

深夜の病棟はただならぬ空気が漂い、想像よりも少しだけ怖かった。

入院したのは、出産の為の入院患者さんの居るエリアとは離れたエリア。

当然といえば当然だけど(?)、同じ入院なのにこの真逆な演出に無駄に凹んだ。

入院二日目(手術当日)

《手術と処置》
浣腸で腸を空っぽにして、T字帯、着圧ソックスを履き、手術着に着替えて手術室へ行き、ベッドに横になる。

若干アップテンポのBGMがかかってる中、麻酔科医やオペ室の看護師さんと挨拶を交わす。

硬膜外麻酔の管を背中につけ、次に腕から全身麻酔。そのうち意識がなくなり、気がついたら喉から管を抜かれる場面。

なんか全然息ができないんですけど!と言おうとしたら息ができ、「終わりましたよ〜」と。朦朧とする事もなく、割と意識はしっかりしていた。

麻酔にかかってから装着されたであろう尿道の管に猛烈な違和感。

私「結果は?」
医師「術中病理では境界悪性ですね〜」
私「見たい!」
医師「はいこれ!」

写真と、摘出臓器(タッパーに入っていた)を見せてもらい、ああ、無事終わったのだと実感。

手術開始から目覚めるまでにかかった時間は、午前8:30〜12:00の3時間半。

抗生物質と電解質の点滴が装着されていた。(写真)

《病室へ戻ってから》
この日は食事なし。
ガスが出るまで水も無し。
歩行禁止。(ただし、寝返りはした方が良い)
看護師さんの補助で歯磨きをベッドの上で行う。
体温は37〜38度くらいの間を行ったり来たり。血圧は低め。

《雑感》
浣腸した後に、便の形状を看護師さんに見せる時、看護師って大変だな〜と思った。

術後は、傷ではない部分、なぜか腹筋が筋肉痛で、肩〜首も凝っていた。

緊張していたのかもしれない。

傷口が痛くて仕方ないようなことはないけれど、咳、くしゃみ、爆笑は痛いだろうと予測していた。

翌日出るはずのガスが、早くもこの日に出る。どうやら私は回復力が高いらしい。

回復し始める腸が活発に動きはじめ、その動きの方が痛かった。

早くよくなる様に、YouTubeで探した、回復力をあげるBGMをずっと聴きながらウトウトと過ごした。

あわせて読みたい
入院中の時間つぶしには身体に良い音楽を! 私の手術入院からもうすぐ一年が経とうとしています。 お陰様で、再発もなく、異常無しという状態で過ごす事ができています。 ...

絶食絶水でも、点滴が補っているので、辛くなかった。

術中は、UFOの中で手術する夢を見ていた。

その夢は、術後、なぜだかみんなに外(宇宙空間)に放り出された瞬間、息が苦しくなり、目がさめるという現実に繋がっていた。

入院三日目(術後一日目)

《食事》
ガスが出たことで、水を飲むことが許された。

朝食は無し。昼食から流動食(米は重湯)、夕食は柔菜食(米は三分粥)に。

《処置》
自力で歩いてみようと言われ、やってみたら、意外と普通に歩けたので、尿道の管を抜いてもらう。

《雑感》
まだ、咳・くしゃみ・爆笑は痛いだろうと思う程度。

それさえやらなければ、傷に違和感を感じるくらいで、痛みという痛みは感じない。

ただ、ひたすら腸が痛い。

入院四日目(術後二日目)

《食事》
朝(五分粥)・昼(七分粥)・夜(全粥)
アイスクリームを食べて良いと言われたので、院内のコンビニで調達してきて食べた。

《処置》
点滴終了。
傷に貼ってあったテープを剥がされた。

《雑感》
本やら何やら、暇つぶしグッズをたくさん持ってきたのに、なかなかそういう気分になれない。

もともとテレビを見る習慣がないので、テレビを見ようとも思えない。

食べるか寝るか、ボケーっとするかだけど、体が弱っているのか、暇で辛いという感覚はなかった。

いい加減にして欲しいくらい腸がジワジワと痛い。

入院五日目(術後三日目)

《食事》
朝昼夜共に通常食に。

《処置》
硬膜外麻酔が外れる。

シャワーの許可が出る。シャワー室内に看護師さんが来て、傷口の洗い方を指導してくれた。

(指導されるほどでもない普通に石鹸で手洗いですが)

《雑感》
全身から管が外れ、身が軽やか。

硬膜外麻酔を外したことで、痛みが出てくるのでは?と懸念したけれど、全然大丈夫だった。

(まだ、咳・くしゃみ・爆笑はしたくない予感)

相変わらず、腸が痛いが、お通じも到来。

徐々に健全になってきた。

読書しようかなと思えたので持ち込んだ本を読んでみたら、内容が美味しそうすぎる話。

選択ミス。笑。

入院六日目(術後四日目)

《食事》
通常食。割と沖縄料理。

《処置》
特に無し。

《雑感》
腸の痛みが気にならない程度になった。

一方で、病院のベッドが固すぎて、体の節々が痛い。

早く退院したいな〜、暇だな〜、と思える余裕があった。

来たる退院を楽しみに、タブレットでウィンドウショッピングをしたり、ネットサーフィンをしたりして暇を潰した。

入院七日目(術後五日目)

《食事》
通常食。

《処置》
採血と内診で異常無し。

《雑感》
翌日退院と言われたけれど、暇すぎて辛かったので、退院後の説明を受け、傷口に貼るシリコンテープを買い、昼食を食べた後に退院させてもらった。

帰宅後に、掃除と洗濯をしたけれど、特に不自由はない。歩くスピードが少し遅いくらいで、その他は問題ない。

病理検査の結果「境界悪性卵巣腫瘍(左卵巣)ステージⅠc1」そして退院後の体調

退院から20日後、病理検査の結果を聞きました。

結果は「境界悪性卵巣腫瘍(左卵巣)ステージⅠc1

境界悪性は、悪性度が低いため抗がん剤が作用しないので、抗がん剤無し。10年間の経過観察ということで、ひとまず病院卒業。

傷も順調なので、入浴も海水浴もOKとのこと。

ガチの悪性ではなく、境界悪性ということでホッとした一方で複雑な気持ちも残りますが・・・

現在、手術したことも忘れてしまうほど、何ともありませんし、生理不順もなく過ごしていますが、ただ、ちょっと、手足の冷えが酷くなった気がします。

(抗生剤などの薬物を大量に入れたからでしょうか・・・)

腫瘍が大きい状態のときは、捻転や破裂の危険性に怯えながら過ごしていたこともあり、今それが無くなったので心が軽いです。

傷は、ヘソ下10cmくらいの場所に、横に10cmほど。痛くもかゆくもない。

見た目は、痛々しい感じはせず、内側の縫い目が触ると少し凸凹しています。

父に見せたら「気持ちわりー!」と言われました。

姪(7歳)と甥(4歳)に見せたら「もう傷なおってるじゃん」と言われました。

例えるならば、フランケンシュタインの特殊メイクに色をつけない感じかな。

あとは、ご想像にお任せします。

あわせて読みたい
【天然ホルモン療法】天然プロゲステロンのクリームを使い始めて良かったかもしれない。 婦人科系疾患を経験し、片方の卵巣を切除したのですが、相変わらず特に不調を感じない日々を過ごしている様な気もしますが 強いて...

境界悪性卵巣腫瘍手術(開腹)の入院お役立ちグッズ

紙パンツ

帰りの荷物の量や、洗濯の手間を減らしたかったので、紙パンツで乗り切りました。

汚れを気にすることもなく、気楽に過ごせました。

医療用シリコンの傷テープ

病院のコンビニでも調達可能でしたが、先に用意しておけばよかった様な気がします。

術後にテープを剥がすタイミングは個々に違うと思いますが、私は術後二日目にテープを剥がされたので、今思うと、そのタイミングですぐに貼りたかったです。

退院時に売店で購入する様に言われていただけだったので、気がつきませんでした。

レンタルのWi-Fiルーター

普段はポケットWi-Fiを使っていないので、レンタルしました。

おかげで、速度制限を気にせずネットサーフィンしたり、動画を見たりする事ができました。

WiFiレンタル本舗】さんのレンタルWiFiは、ネットで注文したらすぐに送られてきて、返却も郵便ポストに入れるだけ!ととても気楽で、安心してレンタルできました。

その他

ストロー、箸、フォーク、スプーン、プラコップ、紙コップ、スリッパ、シャワー用のビーチサンダルは百均で調達。

バスタオルや病衣は病院のものをレンタル。帰宅時の衣類とフェイスタオル、スキンケア用品やシャンプーなどはトラベルサイズで持参しました。

枕は普段使っているものを運び入れました。

枕は重要だったと思います。

病院の寝具は私には合いませんでしたし、使い慣れている柔らかいものって、入院中の癒しになります。

枕、クッション、ぬいぐるみ、タオルケットあたりで、なんとなく一緒に過ごしたいものを一つは持っていくことをお勧めします。

おわりに

無事手術を終え、ホッと一息つきましたが、自分がこの様な病気になりやすい体質だということを理解して、今後も体質を考慮した生活をしていこうと考えています。

今回の闘病に関して、感情が揺れ動く様々なことがありました。

感情の波に襲われ、心へし折れそうになったことも沢山ありました。

人に励まされ、支えられたこともあれば、人から言われて傷ついたこともあったし、

もっと早くにああすればよかった、こうすればよかった、とか、

もしかしたら、手術しなくても治せるんじゃないの?とか。

しかし、そんなの議論してももはや何の得にもなりませんので、ただ、前を向いて、迎える1秒先が今より明るい時間になる様、歩もうと思います。

病気のおかげでこの記事を書けていることに感謝の気持ちで、似た様な病気でこの記事にたどり着いた方々の平穏をお祈りします。

あわせて読みたい
【境界悪性卵巣腫瘍】手術から一年が経過した現在のあれこれ。 卵巣腫瘍の手術の記事を読んでくれる方が多いので、手術から一年経った今のあれこれを書き残しておこうと思います。 ...
ABOUT ME
アバター
カヨン三世
沖縄移住2年目ブロガー。 ルパンに恋する80年生まれ。 6年間(2008-2014)の海外放浪を経て自由なところに本当の自分がいることに気がつく。 「自分を生きる大冒険」をテーマに “心と体と魂” を癒すライフスタイルを沖縄から発信しています。