私が子供の頃(3歳になるくらいまでかな)の覚えている限りなのですが
この世界には私と母親しか居なくて
父、妹、祖父母など近親の人も、それ以外の友達や通りすがりの人も、
全部自分の人生の単なる登場人物だと思っていました。
(そもそも設定されていた役柄という意味です)
胎内記憶まではもうはっきり覚えていませんが、母が出産してくれた時の事は忘れていません。
産まれるまでに(恐らくは産道通過中)、超絶頭が痛くて・・・
生まれた時の呼吸をするまでの瞬間の「ん?息できない!・・・・できた!」みたいな感覚は、まさに少し前の手術で全身麻酔が覚めた時と同じ様な感じです。
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幼少期は胎内記憶があったかもしれませんが、残念ながら(?)今は覚えていませんが
生まれて七日目に行う「お七夜」で私が親族一同にお披露目された記憶も鮮明で、
また、私がお披露目が嫌だったものですから、トラウマになっていました。笑。
大勢の人が集まる場で寝てしまう(意識を失う)と、着物を着せられて見せびらかされるんじゃないかと怯えていた時期がありました。笑。
話が少しずれましたが、こんな風に、私は幼少期の記憶を鮮明にキープしております。
話を戻しますと、
この世界には私と母親しか居なくて
父、妹、祖父母など近親の人も、それ以外の友達や通りすがりの人も、
全部自分の人生の登場人物だと思っていました。
という事なのですが、
主に私だけが生きていて(私がメインだけれども母の分身であるという感覚と、父はあしながおじさん的に私の出世を助けてくれた人で、妹は、何だか知らないけど仲間に加わった人・・・・みたいな感覚です)
私の前に登場する人物は、多分、私と同じ様に生きているけれど、私が設定した登場人物だから、私の目の前に現れた時だけ生きていると思っており、
その登場人物の設定は、ぼんやり覚えている過去に会ったことのある人達の分身だと思っていました。
潜在意識のところにアクセスしていたんでしょうね。
このお話は酷いお話なのですが、
仮に、父や妹が死んだとしても、すぐに私の意識の中で生まれてくる・・・
くらいに思っていました。
これって、今で言う
「ノンデュアリティー」とか、
「全ては自分の意識が作り出している」とか、
「世界は潜在意識の投影」とか、
理解するには曖昧すぎではありますが、ひょっとしてそう言う事なのではないか?!と、
今となっては、ぼんやりとそう言う風に感じます。
この私の幼少期の感覚は、一旦、母の教えにより崩壊しました(正されました)。笑。
いつのタイミングか、
私の見てる事(世界)は、明日には〇〇ちゃんは出てこないし、今日バイバイした〇〇ちゃんは次に出てくるまでお休みだから・・・と話したところ、
母に教えられたんです。
(この様なことを教えてくれた母に今更色々聞いて見ても、全く記憶にないそうです。残念。)
「あなたと同じ様に、〇〇ちゃんだって、あなたと同じ様に両親がいて、色んな知り合いが居るんだよ。あなただけが生きてる訳じゃないよ」と。
価値観がガラリと変わる瞬間でした。
私と同じ様な、私にしか過ごすことのできない、表現できない、そんな世界に私は居るの?
だったら、登場人物の人生も私の人生と同じ様に大事なんだな・・・と。
この辺りから、私は人目を気にしまくる様になりました。
他人の目を気にしすぎて生きてきた「黒歴史」と克服できた「今」
この様に教育した母が悪いとは思いませんが
あのまま、あのまま生きていたら私ってどうだったんだろう?と思うと何だか笑えます。
きっと、社会生活を営みながら、常識錯誤で傷ついていたでしょう。
一方で、傷つく様な事は徹底して避け、自分本意で物事を選択していたでしょう。
正解はありませんしこれは憶測ですが、
あの頃のあの記憶って、何だったんだろうな?
あの頃の感覚の方が自然じゃないのかな?
うっすらとその様に思い、今からその記憶を大切にしようかな、とか意識しています。
子供の頃の記憶を辿って、今とは違う次元の世界観に戻る時間を作るのも良いと思います。
忘れちゃったから仕方ない!ではなく、思い出そうとしてみて。
フワッと軽い感覚になれるかもしれませんよ。
子供の様に純粋な感覚で、何の心配もないということを思い出すきっかけになれたら嬉しいです。
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