私は、ミニマリストを辞めてもうきっと4〜5年経っています。
ミニマリスト真っ最中の時は気張ってモノを持たないというモチベーションを維持していたのですが
モノを増やさないための便利グッズなどを買い集める様になり、それがまた使い勝手が私には馴染まず、結局お蔵入り・・・ということを何度か繰り返すうちに
もういい。もういいや。ミニマリストめんどくさい!
・・・と、私のミニマリストブームは突然去ってゆきました。笑。
やっぱり、肩書きをくっつけると生き心地が悪い。
私はミニマリストなんだ!と宣言すると、そういう風にしないといけない様な気がして窮屈になりました。
自称「ミニマリスト」を辞めてから4〜5年。
今は何でもかんでも欲しいものを手に入れていく生活になったかというとそうではなく
本当に必要なのか、それが自分にとっての自然なのかをしっかり区別してモノを選択するようにはなっています。
これまた、シンプルライフとかナチュラルライフとか決めてしまうとまた窮屈になりそうなので(笑)
私なりの自然なスタイルを模索しています。
言ってみれば『名もなき暮らし』でしょうか。
名前などつけないほうがよっぽど自然だなと思っています。
私がミニマリストだと意気込んでいた時、一番苦しかったのが、画材関係の持ち方でした。
私は、趣味というよりももう少し本格的に書道をしたり、絵を描いたりするので、画材を沢山持っており、それを減らすことはできませんでした。
多分私の一番嵩張る荷物は画材と作品。
画材にも、無駄に買ってしまう様なモノも中にはありますが、時間が経つと使うことができる状況が到来したりするモノも沢山。
表現力は自分の内側にあれども、手段が多いに越したことはない・・・という場面によく出くわします。
そんなこんなで、画材を手放す事ができなかったのでした。
ミニマリストをやるには仕事も変えないといけないのか・・・なんて一人で勝手に悩んだことも。
ただ、これまでずっと続けてきたアート活動を私の生活から取り除いてしまったら、全然私らしくない。
ライフワークも辞めてしまって、モノも少ないガランとした部屋で無機質にしーんとする姿を想像しては、
違う。なんか違う。全然違う。
(でもミニマムになりたい!)
・・・と、しばらく心の葛藤を感じていました。
こうするんだ!と決めて、そうしたいというエゴを掻き立てる悪い癖。苦笑。
その様なことなど何も考えずに、好きな様にやればいいじゃん!
これは今でこそ言える言葉であり、当時の私は「好きだからミニマリストやってるんだわい!」としか言わなかっただろうな。
流行に流されまていましたね〜、私。
何か、外から認められたいなどと、ちょっとした寂しさに挑発される〇〇という肩書きでありました。
何も意図せずそうなってしまったならまだしも、敢えてそうなろう、その様な肩書きを名乗ろう!そう決めて動くことは少し危険ですね。
現代では、国家資格だけでなく、民間でも何かにつけて認定資格があり、もはや、ビジネス以外の何者でもないのでは?と思う事があります。
なんとなく、そういう流れに乗らなければいけない様な気がして流されてしまうと、本質(そもそもやりたいと思ったことの原点)を見失いがちなよう。
大切なのは、肩書きを得ることではなく、資格を取ることでもなく、原点を伸ばしていくこと。
私も、ミニマリストになろう!と思ったことの原点はあるわけで、今はその原点だけを見つめ、断捨離をすることだけに落ち着いています。
形を追い求めず「今」を伸ばしていく。
気楽でいいですよ♪
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