ヨガを学んだり、色々な宗教や伝統にまつわる書籍を読んだりするのが好きなので、よく、その戒律に心を奪われる事があります。
「教え」というのはストイックでないと伝わりにくいからか、戒律ともなると相当ストイック。
それぞれにしっかりと意味があり、一度試してみるのも素晴らしい経験。
一度試して思った色々を書いてみようと思います。
私が初めて出会った戒律は「犬の十戒」でした。
- 私の一生はだいたい10年から15年です。あなたと離れるのが一番つらいことです。どうか、私と暮らす前にそのことを覚えておいて欲しいのです。
- あなたが私に何を求めているのか、私がそれを理解するまで待って欲しいのです。
- 私を信頼して欲しい、それが私にとってあなたと共に生活できる幸せなのですから。
- 私を長い間叱ったり、罰として閉じ込めたりしないで下さい。あなたには他にやる事があって、楽しみがあって、友達もいるかもしれない。でも、私にはあなたしかいないのです。
- 時々話しかけて欲しい。言葉は分からなくても、あなたの声は十分私に届いています。
- あなたがどのように私を扱ったか、私はそれを決して忘れません。
- 私を殴ったり、いじめたりする前に覚えておいて欲しいのです。私は鋭い歯であなたを傷つけることができるにもかかわらず、あなたを傷つけないと決めているのです。
- 私が言うことを聞かないだとか、頑固だとか、怠けているからといって叱る前に、私が何かで苦しんでいないか気づいて下さい。もしかしたら、食事に問題があるかもしれないし、長い間日に照らされているかもしれない。それとも、もう体が老いて、弱ってきているのかもしれません。
- 私が年を取っても、私の世話はして下さい。あなたもまた同じように年を取るのですから。
- 最後のその時まで一緒に側にいて欲しいのです。このようなことは言わないで下さい、「もう見てはいられない。」、「居た堪れない。」などと。あなたが側にいてくれるから最後の日も安らかに逝けるのですから。忘れないで下さい、私は生涯あなたを一番愛しているのです。
引用:Wikipedia
当初はどっぷり共感し、涙しながら反省した点もあります。
しかし・・・
と感じ始めてから、私の中で、この戒律が戒律ではなくなりました。
そして、この戒律に脅迫感を得る様になったので、距離を置きました。
間違ったことは言っていないのに。
次は「ヨガの八支則」と出会いました。
- ヤマ(禁戒):不殺生・真実・不盗・不淫・無所有の五戒の実践
- ニヤマ(勧戒)・内外の清浄・満足・苦行・学習(読誦)・最高神への祈念
- アーサナ(座法)
- プラーナーヤーマ(調気、調息)
- プラティヤーハーラ(制感)
- ダーラナー(凝念)
- ディヤーナ(静慮、禅定)
- サマーディ(三昧)
引用:Wikipedia
この中の不殺生という所に強く共感し、私はベジタリアン(ビーガン)になりました。
ビーガン生活をしていたら、三年目くらいで、病気が悪化し手術をする事になりました。
(食事内容が悪かったというより、考え方や心の持ち様がストレスフルだったからだと思うのですが)
そして、最近ビーガンをやめました。
またしても戒律と距離を置く私。
自分を変えたくて、律したくて、誰かが決めた何かに習って勉強しても、悟りの境地にはたどり着けないのではないか?と考える様になりました。
(悟りたいからそうしていたわけではなく、影響を受けすぎていただけなのですが)
誰かが決めた事 ≠ 自分が決めた事
誰か ≠ 自分
つまりは、自分らしくある事が全て。(←今ココ)
自分の中にしか正解(悟り)はないという事なんですよね。
頑張る必要などない。
どんなときも、自分こそが自分の味方だなぁと。
外に正解を求めてみては、ヒントを得て、また自分の内側に旅立つのであります。
それでは今日もお元気で!
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